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F1ドライバー佐藤琢磨を熱く応援するブログです!その他F1界の情報についても色々語っていきます。
ホンダはこのまま「静観」で逃げ遂せるつもりか
スーパーアグリF1チーム衝撃の撤退発表から今日でまる2日が経過したことになります。
5月6日16時からおこなわれた緊急記者会見において、亜久里代表(会見時)自らによってHRF1ニック・フライCEOの言動について不快感が示されたこともあって、世間では時を追うごとにニック・フライへの非難の声が拡大しつつあります。
ニック・フライはそもそもがスーパーアグリF1チーム発足当時よりホンダが同チームをサポートすることへの反対派として良く知られるところであり、昨年のスペインGPにおいてスーパーアグリF1チームが彼等より先にポイントを獲得してからは、その言動は過激さを増して度を越えた醜いものとなっていき、今年に入ってからのそれは今更私がいちいち説明するまでもないでしょう。
またそんな折、スーパーアグリF1チーム最後の交渉先であったヴァイグルグループのCEOより「ニック・フライがあらゆる手を尽くしたので、我々の契約は成就しなかった。フライと(マグマ・グループの会長)リーチ氏が妨害した」というコメントが発せられたことで、いよいよ各メディアもフライの出過ぎた言動に対する追求の言葉を隠さなくなりました。
しかし私の個人的見解はそれとは少々異なります。
まず6日の会見席上、たった1人で登壇した亜久里代表の最初のひとことがすべてを物語っているように感じています。
亜久里代表は開口一番「2005年11月1日の参戦会見と同じように、一人で報告することになりました」と語りました。
そしてホンダへの謝意を何度も述べ、質疑に至ってはホンダ擁護とも取れる発言が亜久里代表の口から繰り返されるごとに、私の疑念は確信へと変わっていきました。
まず第一に、会見席上で亜久里代表が連呼したようにニック・フライはHRF1のボードメンバーではあるものの、当然にホンダのボードメンバーではなく、そのフライがホンダがフルサポートを宣言しているスーパーアグリF1チームの活動に対して独自に制約を加えることなどナンセンスであるということ。
更に信じられなかったのが、トルコGP入場拒絶の首謀者であるといわれるフライの言動に対し、ホンダは無関係を装って事態を解決するそぶりすら見せなかったことです。
ましてやスーパーアグリF1チームのマシンSA08Aをブラックリーのファクトリーに引き上げてしまっておいて、知らぬ存ぜぬが通用しようはずもありません。
通常であれば子会社のたとえ社長クラスと言えども、親会社の決定事項にむやみに逆らったり、またイメージに関わる発言などしようものなら、まず間違いない更迭の憂き目に遭います。
にもかかわらず全世界が注目するF1界で起きている子会社内の出来事を知らないなどと、親会社としてあってはいけないことであって、同時に当事者であるフライの言動に対して何ら制裁が加えられることが無いとすれば、それはホンダも認めることとイコールとなり、もし万が一にも本当に知らなかったのだとすれば人や子会社を管理する能力が著しく欠落していると言わざるをえません。
つまり、F1界のみならず世間一般の目から見ても、これら一連の出来事はまったく道理に叶わず、ありえないことなのです。
そして第二に、スーパーアグリF1チームとヴァイグルグループが5月3日にリリースした共同声明文に関してです。
亜久里代表は6日の会見において「1週間でどうなることでもない」と、このヴァイグルグループとの契約交渉を断念した経過について述べているとおり、それはそのまま受け取れば共同声明をリリースする時点ですでにヴァイグルグループとの交渉継続、強いてはスーパーアグリF1チームの参戦継続を諦めていたとということになります。
ならば何故に共同声明などというファンや関係者を騒がせるような行為に及んだのか。
考えられる理由はひとつ。
ホンダに「やれるだけのことはやったんだから仕方ない」という言い訳をさせないこと。
そしてもしもホンダがそのような声明を出したとしても、それこそが言い訳に過ぎないということを暗にファンや関係者に知らしめるためだったと考えるのが自然です。
先に述べたヴァイグルグループCEOのコメントの中には「スーパーアグリとは2008年1月に交渉を開始した」という一節があります。
そして共同声明の中には「交渉を再開した」という表現がなされ、なおかつ「再び役員会にプレゼンできる」とも書かれている以上、フライの持ち込んだマグマブループとの話でまとまる以前に亜久里代表がホンダに持ちかけていたインベスターとの契約案件は、ヴァイグルグループのものだったと見てまず間違いないでしょう。
結局、ヴァイグルグループとの契約にホンダは同意せず、フライの持ち込んだマグマグループとの契約で押し切る形になった以上は、マグマグループとの交渉が破綻した責任の一端は間違いなくホンダにもあります。
つまり、マグマグループとの契約はフライが持ち込んだものだとホンダが逃げようとしても、亜久里代表に同交渉への切り替えを承諾させた席上にフライの姿はなく、故にホンダも承認済みで押し切った話であることは明白で、フライに責任のすべてがあるわけではなく、また亜久里代表に全責任があるということでもないのです。
要するにどこをどう取ってもホンダの責任は本来免れないものであるはずなのです。
以上のことから、出過ぎた言動を続けてきたフライへの非難は当然の報いとしても、そればかりにメディアが傾注し、その根源となったホンダの責任を追及せずにこのまま時を流してしまうのはいかがなものかと強く警鐘を鳴らしたいと思います。
おそらくこのまま「フライ許すまじ」のみの流れでいったならば、時が経つにつれてホンダに対して責任を問う声はメディアの盛り上がり具合によっても加速され、急速に薄れていくでしょう。
確かに個人的にもフライは許し難い人物ではありますが、そのフライを雇用し、放任し、また時には彼のスーパーアグリファンからの評判すら利用して意のままに操り、その感心をフライひとりに向けようと謀ったホンダこそが本来的には責められて然るべきなのです。
ご存知のとおり私はホンダファンでもあります。
しかしただ黙って付き従い、盲目的に諂っていくのがファンのあるべき姿ではないと思っています。
今私たちの目の前に存在しているホンダは、人と技術が融和されたスピリッツ溢れる愛すべきホンダでは無いと、悔しいですが断言しなくてはなりません。
2005年に自らの不振を琢磨ひとりに背負わせて追い出した時から、いや更に遡って第3期F1参戦の際にオールホンダとしての道を断念してBARと組んだときから、ホンダはやること成すことまるで一貫性がなく、今回の一連の経過に至っては責任逃れまでを平気でやってのけるほどにまで落ちぶれてしまいました。
今のホンダは「スピリッツ」や「ドリーム」などという言葉を掲げる資格など無い企業に成り下がってしまったのです。
更にもっと言わせてもらえるならば、今回のスーパーアグリF1チーム撤退に際してホンダは数少ないファンに対しての釈明する機会すら、自ら逸してしまっています。
まず最初が亜久里代表のおこなった6日の緊急記者会見です。
最善が同席、最低でも後を引き継いで会見を実施するべきだったでしょう。
次に7日と8日の2日間です。
明日9日からF1はトルコでグランプリウィークに突入するわけですから、それ以前に公式に記者会見を行って今回の経緯についてメディアからの質疑に真摯に対応すべきだったのです。
7日に出した通り一遍の声明文1枚でことを済ませて良いはずなどなく、後ろめたいことがないならメディアやファンの前に姿を現して、堂々と対応するべきだったのです。
それを「静観」という行動で済ませてしまったのが今回ホンダです。
これでは昨年の日本GPにおいて、自社の怠慢や高慢によって引き起こされた一連の「人災」に対し、「静観」というスタンスでことの収まりを待ち続け、「カイゼン」などという偽善的な言葉を観客に押し付けようとしている某最大手自動車メーカーと同じではないですか。
ファンとしてこれほど残念で悔しいことはありません。
もはやことここまできて、少々のことではファンは納得するはずもありません。
私も当然できません。
スーパーアグリF1ファンに対しての釈明と、早急なるフライの更迭。
亜久里代表へのポジションの用意とオファー(本人が断る可能性大ですが)。
そして何をおいても琢磨へのシートの確保と、スーパーアグリF1チームスタッフの受け入れもしくは再就職先の斡旋です。
これらの課題に何らかの答えがでるまで、ファンとしてはホンダをホンダとして認めるわけにはいかず、事あるごとに提言していかねばならないと考えています。
スーパーアグリF1チーム撤退という衝撃的な現実と向き合うにあたり、いささか声高になった感は否めませんが、今現時点での正直なところを綴らせていただきました。
「佐藤琢磨Fan'sBlog」として佐藤琢磨を引き続き精一杯応援していくとともに、個人的には微力なのかもしれませんがこれら課題に力緩めることなく取り組んでいきたいと、心新たにしているところです。


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テーマ:スーパーアグリ&琢磨 - ジャンル:車・バイク

この記事に対するコメント
読ませて頂きました。
みなさん、こんばんは。
記事読ませて頂きました。全くそのとおりだと思います。ホンダはもはや指揮系統が欠落しています。そして担当責任者(重役クラス)の危機意識のなさには呆れるばかりです。公平な目で現場を見ることもできない・部下の行動も把握できないといった酷い状態です。亜久里代表が懸命にホンダを擁護するのは仕方ないです。でも悔しい・やるせない気持ちで一杯だったと思います。
マグマグループを押し付けることに成功したフライはしてやったりで、その段階で契約を成立させない手筈さえ算段済みだったようにとれます。昨日ホンダが緊急会見を開く、という報道があり少し期待していたのですが、実際には何もなし。ホンダはこのまま、あの「仕方なかった」発言だけで済ますつもりなのでしょうか。
どうかしています。世界中に恥をさらしているようなものなのに。
一刻も早くホンダ本体が会見を行い、担当重役の入れ替え及び内部改革の発表、フライの更迭、SAF1スタッフの再雇用、亜久里氏のHRF1顧問就任、琢磨さん・アンソニーのシート確保、そしてバリチェロの引退宣言を行うべきです。バリチェロがこのまま記録を達成してしまうことはパトレーゼ氏に大変失礼なことだと感じます。記録の質が明らかに違います。今宮氏の記事にもあった「どこでもいいからオレを1戦シートに座らせてくれ」というパトレーゼ氏の思いは彼ひとりだけのものではないです。

今のホンダは向いている方向を誤っています。「ホンダ」を名乗ることさえふさわしくありません。もう既にホンダに対して決別宣言をしてしまいましたが、本当は本来の姿に戻ってもらい再び愛すべき対象となって欲しいのです。20年余りですがホンダを信じてきたひとりとして悔しいのです。
【2008/05/09 02:27】 URL | 居眠りネコ #JEWgu.KM [ 編集]


居眠りネコさん>
いつもコメントありがとうございます。
昨日のホンダの記者会見の話ですが、どうやらガセで本当はカコミ取材的な簡素なものだったようです。
詳細はそのガセ記事を載せたF1キンダーガーテンをご覧ください。
大島モータースポーツ部長とやらの、つっこみどころ満載のコメントにあきれるばかりのハズです。
今のホンダは見るべき方向も、あるべき姿も見失っていますね。
トヨタに対抗意識を燃やしてばかりに、トヨタの模倣企業のようになってしまったとしか言いようがありません。
もはや「仕方ない」というだけの、しかも紙切れ一枚のリリースで信頼を取り戻せるはずもないことすら気付いていません。
ファンとして是正していくつもりではございますし、諦めるつもりもございませんが、気が遠くなりそうです。
【2008/05/09 18:29】 URL | hiro #zbVBdFm2 [ 編集]

ただ呆れるばかり。。。
hiroさん、みなさん、こんばんは。
キンダーガーテン読んできました。呆れてものが言えません。なぜ公式会見を開き説明責任を果たそうとしないのでしょう。「最大限のことはやりました」って。言っていて恥ずかしくないのでしょうか。まだまだ刺激を与えてやらないと目が覚めないようですね。

<SUPER AGURI F1を応援するブログ>で掲載して下さった今宮純氏の提言が痛快でした。ただバトンは要らないのですが。。
【2008/05/09 20:21】 URL | 居眠りネコ #JEWgu.KM [ 編集]


今晩は^^;また寄して頂きました。本当にあの素晴らしきHONDAは何処に行ってしまったのでしょうか;;悲しい限りです!故本田宗一郎さんがご存命であれば絶対「亜久利さんとことんやりなさい!」と言ってくれたはずです!その魂持って行かれたのでしょうか・・・・それをなんで今の首脳陣は・・・取り戻さないのでしょうか;;肉揚げの話題するだけでも嫌になります!今トルコGP予選みてます。とても切ないです!
【2008/05/10 21:17】 URL | ペプシマン #- [ 編集]


居眠りネコさん>
コメントありがとうございます。
ホンダは何故に皆の前にでてきて堂々を釈明会見を行わないのか。
盲目的にホンダを指示する一部の者たちを除いて、SAF1ファンのみならずメディアも含めて多くの人たちがそれを求めていることは、解っているはず。
考えようによっては琢磨去就の件など、何かしら良いニュースとともに釈明会見を行うために奔走しているように見えます。
2005年に琢磨を追放したときに、SAF1立ち上げに関する発表をおこなってファンの感情を抑えにかかった時の動きにも似ていて、非常に不快です。
今宮さんの提言は我々ファンが思っていることと、そのほとんどが符合する素晴らしいもの。
バトンは私にとってどうでもイイ存在なので、その件云々は別にして「心」のある対応をホンダがしようとすれば、自ずとそういう回答にたどり着くと思うのですが・・・。
今のホンダには考えもつかず、聞こえない意見なのかもしれません。

ペプシマンさん>
コメントありがとうございます。
本田宗一郎氏がご健在であったら、果たしてSAF1を全面的にサポートすることを選択していたか否かは、今となっては知る由もありませんが、少なくとも「心」を感じさせる対応を充分に努力しようとしたに違いないとは思いますし、少なくともあんな3流CEOにいつもでもチームをいいようにさせておくことはしなかったでしょうし、擁護なんてとんでもない話だとは思います。
魂の抜けたホンダは、すでに我らの求めるホンダではない。
ファンはみなそう思っているのに、今のホンダは「そんなことばかりも言ってられない」と意味不明な言い訳をする始末。
仰るとおり、切ないですね。
【2008/05/11 10:57】 URL | hiro #zbVBdFm2 [ 編集]


ニック・フライがホンダの意志に反して、好き勝手なことが言えるはずもなく、ニックの発言をホンダが否定していない以上、それはすなわちホンダの意志であると考えるべきではないでしょうか。ホンダとHRF1は別会社であるから、これはニックが勝手にやっていること、としてすまされるわけがありません。ニックに全てを押し付け、もうそれ以上押し付けることが無理になったら、その時は、彼が全て悪いことにしてクビを切るのでしょうか?ホンダはきちんと説明する責任があると思います。ニックを切った時、ホンダは「泣いた赤鬼」のように泣くのでしょうかねえ。スピリットやドリームを体現していたSAF1を、自ら切り捨てたホンダの責任は大きいですよね。
【2008/05/11 22:32】 URL | anno #hmg7Z06. [ 編集]


annoさん>
いつもコメントありがとうございます!
読んでいただきましたとおり、フライやホンダに関する見解はannoさんと同様です。
今になって首脳陣が「亜久里代表にはスポンサー契約に同行するなど協力していた」とか「琢磨の話をブラウンにしなくてはならない」とか、ファンがピクリときそうな話をメディアにちょこちょこと流していますが、ならなんで堂々とファンに向かって釈明しないのか。
そこまでしているのに、めいっぱい誤解を招く言動をおこなっている雇われCEOを放任していたのか。
結局そういうとこrに行き着く結論に、まさか本当に気付いていないのでしょうか。
ありえませんよね。
今回のホンダの不甲斐無い対応によって、株主は満足したかもしれませんが、いったい何人のファンがそっぽを向いたか・・・・気付いたときにはもう手遅れだというのに・・・。
【2008/05/11 23:15】 URL | hiro #zbVBdFm2 [ 編集]

鋭いぜ!
全力でサポートって以前言ってたのに、まったく寂しい話さ・・ホンダは資金をだしたしマシンもだしてあげたし、スポンサーも探してあげたし、これ以上どうしろ!って思ってるのかもしれないけど、本当に大切なサポートをわすれちまった気がするぜ。そんな物的サポートより最後まで一緒だぜ!って姿勢がほしかったよな。力尽きたときこそ、サポートってもんが必要なのにさ、最後の最後に、逃げ出すってのは最低のやり口さ。でも、こうやって世間に小さくても波を起こそうって気概のあるみなさんがいることが、SAF1が負け犬じゃないってことの証明だぜ!
【2008/05/13 18:37】 URL | pro-stock #CjeQh1Tg [ 編集]

いつもながら
鋭い切り口で感服いたしました。
どの場面にしてもHONDAの責任は逃れられる術は無く、早急に釈明会見を開くべきと考えます。
そして、ニック・フライの責任問題をHONDAは追及すべきです。
全てを明らかにし、そして解決しなければHONDAF1の将来は無い。
【2008/05/13 23:14】 URL | arizou #n5gWyoOY [ 編集]


pro-stockさん>
コメントありがとうございます!
いやいやpro-stockこそ、鋭いですよ。
まさにその姿勢です。ファンの方を向く姿勢、SAF1に最後の最後まで善処する姿勢。亜久里代表を労う姿勢。琢磨をホンダから離さないという姿勢・・・。
我々の求めることを知ってか知らずか、未だ体の良いコメントをメディアに向けて発するだけのホンダ。
まずは株主総会・・・それどころではないというのが、本音なのかもしれない、非情にお寒い状態ですね。
皮肉なものです。

arizouさん>
おー!コメントありがとうございます!!
ホンダはSAF1に対する姿勢に一貫性を持たせてこなかったことで、自らの首を絞めてしまっていることにすら気付いていない。
ニック・フライは今持ってあちらこちらで言いたい放題・・・放任主義にも程があり、これでは責任放棄です。
おっしゃるとおり、このままではホンダは日本ばかりか世界中からソッポを向かれることになるでしょうね。
以前HRF1には一本筋が通ってないと当ブログで指摘したことがありますが、そるあそうですよね。
ホンダ本体にないのですから、子会社に筋を通すことなどできようはずもありません。
【2008/05/14 00:01】 URL | hiro #zbVBdFm2 [ 編集]


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